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これが映画版の限界…?
「三大魔法学校対抗試合」の迷路に待ち受ける怪物たち

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2005)

ドラコ・マルフォイを演じたトム・フェルトン
ドラコマルフォイを演じたトムフェルトンGetty Images

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の最大の見どころは、「三大魔法学校対抗試合」第3の課題の迷路だろう。映画版では、この迷路に足を踏み入れたハリーが、ハッフルパフ所属の青年セドリックと闇の帝王ヴォルデモートの待つ墓場へと運ばれる。

この迷路、映画版ではただツルが巻き付くだけだが、小説版ではもう少し凝ったつくりになっている。例えば、ハリーは、ヴォルデモートたちのもとへ送られる前に、スフィンクスやサソリに似たブラストエンドスクリュートなどの怪物たちの洗礼を受けることになるのだ。

ただ、こういった描写は、映画版では完全にカットされており、淡々としたものになっている。

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