ファンタジーとしては満点だけど…
作中で描き切れなかったハリーとジニーのロマンス
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(2009)
ファンタジーとしては驚異的なクオリティを誇る『ハリー・ポッター』シリーズだが、正直男女のロマンスの描写は今一つだ。
例えば、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』で描かれるウィーズリー家の末っ子ジニーとハリーのファーストキスは、小説版ではもっと情熱的だ。しかし、映画版ではクィディッチの決勝後にいきなりはじまり、小説版と比べると少し奇妙な印象を受ける。
さらに、映画版では、小説版に比べてジニーの出演シーンが大幅にカットされており、ファンからかなりの批判を受けている。