ハリーはなぜ悩んでいる?
映画版で描かれなかったハリーの罪悪感と恐怖心

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(2007)

セドリックを演じたロバート・パティンソン
セドリックを演じたロバート・パティンソン【Getty Images】

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』ではハリーが苦悩するシーンが多く登場する。

小説版では、ハリーの苦悩のきっかけとして、青年セドリックの死に対する悲しみと罪悪感や、愛する者を傷つけたくないという恐怖心から来るものであることをはっきりと表現している。

しかし映画では、苦悩の理由はそれほど明確に表現されていない。そのため、本作では、なぜハリーが感情的になっているのかわかりづらくなってしまっている。

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