「私、面食いなんです!」エルフ・はるが実写化してほしい胸キュン必至の漫画5選【私の人生を変えた珠玉の作品たち】
各界で活躍する著名人に「人生に影響を与えた映画」をセレクトしてもらい、その魅力を語ってもらうインタビュー企画の変化球版。今回は、漫画大好きな女性お笑いコンビ・エルフの、はるさんに「実写映画化してほしい漫画」について5本挙げていただいた。思わぬ方向に脱線する、はるさんのトークに笑っていただきたい。(文・ZAKKY)
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【エルフ・はる プロフィール】
1996年生まれ。第7回女芸人No.1決定戦 THE W準優勝である、お笑いコンビ・エルフのツッコミ担当(相方は、荒川)。球技が得意で、趣味は、ドッジボール。
エルフのギャルJAPAN
ハッカー版あしながおじさん
『電撃デイジー』(小学館 2007~2013)
ーーーまず、漫画自体は、小学生くらいから好きだったのですか?
「もちろん!『コロコロコミック』(小学館)とか、分厚い雑誌が好きでした(笑)。『少年ジャンプ』(集英社)も好きでしたねえ~。特に『NARUTO -ナルト-』とか。絵柄がかわいい系の漫画が好きは好きだったかもしれないです」
ーーーそして、『ベツコミ』で連載されていた、最富キョウスケさんの人気漫画『電撃デイジー』が挙がりました。
「10数年前、中高生のころに、新刊が発売される度にTSUTAYAに買いに行っていまいした。ワクワクしていた思い出の作品と言うか。私、そもそも、めっちゃベタな恋愛ものが大好きなんですけど、この漫画はそういう感じでもなくて。
ヒューマンものなのかなあ。結構重いシーンというか、ハッカーにまつわることや、事件系の話もあって。読んでいて、自分の中での感情の揺さぶられ方がすごいなって思った感覚の作品です」
ーーーそれまでに出会ったことがないタイプの作品だったと。
「はい。まあ、当時の私からしたらストーリーを理解できていない部分もあったのですが、恋愛的な要素のシンプルさも、もちろん良くて。主人公の照ちゃんと黒崎の関係性がね。 この黒崎ってやつが、かっこよすぎて!
いや、タバコ吸っている姿とか、当時10代の私からしたら、なんかちょっと、うわ~、ええな!っていう憧れも含めて。彼がすごくタイプすぎて、買ってたってのもあるかなあ(笑)。で、大人になってから観なおしてみたら、深いストーリー性にも目が行って、改めて面白い作品だなあと」
ーーー黒崎を演じるとしたら、どなたが合うと思いますか?
「新田真剣佑さん的な、ほんま、美形の人がいいですね(キッパリ)」
ーーーアハハ! 例えば、芸人さんが演じるとしたら、どなたがハマるでしょう?
「あ~、そうやなあ…。顔とかじゃなく、一瞬パッと浮かんだのはモグライダーの芝(大輔)さんのあの感じ。ちょっとリーゼント下ろした時の芝さん。
ーーー確かに、かっこいいですよね、あの不良感!
「やっぱね、黒崎は、紙煙草吸っていて。芝さんだったら、めちゃくちゃ、その様が似合うなと。千鳥の大悟さんも大好きなのですが、黒崎役としては、ちょっと男臭すぎるかなあ。生意気言うようですが(笑)」
ーーー『電撃デイジー』の話を聞いて、芸人さんの名前が出てくるインタビューっていうのは多分、世界初だと(笑)。
「嬉しいです(笑)。照ちゃん役も難しいですね~」
ーーー誰しもが思い浮かぶラインだと思いますが、広瀬すずや橋本環奈は、いかがでしょう?
「めっちゃいいと思います! すごく観てみたい!」
ーーー特に印象に残っている話は、ありますか?。
「デイジーは、照ちゃんが死んだお兄ちゃんからもらったお守り代わりである携帯の中に住んでいるバーチャルな存在なんですね。でも、デイジーと黒崎が同一人物あるということを、ある雨の日に気付くんです。
あの感動的なシーンが実写になったら、どう表現されて、観たこっちもどう感じるのかなっていうことは、考えますね。 しかも、照ちゃんはデイジーが黒崎と気付いてしまったら、デイジーが消えてしまうので、言えないんです。
そういった葛藤のシーンなども、実写やったらもっと泣けるんちゃうかなと思いますね。あと、回想シーンで、お兄ちゃん(紅林奏一郎)が出てくるところとか」
ーーーああ、実写にした方が、より映えるパターンってのもありますよね。
「そうんなんです。ただ、ハッカーが暗躍するシーンなどは、漫画の方が文字で読んだ方が分かりやすいのかなとも思ったり。映画館で観ると、セリフやナレーションのひとつひとつから、気を抜けないですからね」