原作と映画で異なるジャスティン王子の描写
インガリー王の弟のジャスティン王子は、映画ではあまり登場しない。しかし原作では国の支配を企む荒地の魔女の陰謀の主要な部分を担っている。
原作に登場する荒地の魔女は映画よりも残忍で、ジャスティン王子やサリマンの体を繋ぎ合わせ、理想の男性を作り出そうとしていた。さらに荒地の魔女は、余った体と心も使用して、首なしの体と、犬、カカシを作り出した。
行方不明となっていたジャンティン王子の残酷な運命を知ったハウルは、魔法使いサリマンと同様に、彼を元の姿に戻す。しかし映画ではサリマンが悪役を担い、荒地の魔女の陰謀がストーリーから省かれたため、呪われたジャスティンとしてカカシを登場させている。
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