ソフィーの2人目の妹・マーサ
荒地の魔女の魔法で90歳のおばあさんに変えられてしまう18歳のヒロイン・ソフィー。映画では彼女にはレティという妹がいる設定になっているが、原作ではもう一人、マーサという妹が登場する。
原作では、レティがカフェで商売を、マーサが魔女の家で魔法を学んでいる。しかし話が進むうちにレティも魔法を習いたいと考えるようになり、魔法を使ってマーサと入れ替わっている。
この姉妹のストーリーは少々複雑なため、宮崎はマーサにまつわるストーリーを全て削除し、レティだけを残した。登場人物を絞ることで、家族の描写に尺を割かなくて済んだのだ。
ちなみに、映画の冒頭では「南町のマーサがハウルに心臓を食べられた」という噂が流れているシーンがあり、それを聞いたソフィーがレティの様子を見に行くという導入に使われている。