ソフィーに声をかけるハウル
ソフィーとハウルの初対面のシーンも、映画と原作では大きく異なっている。
映画では、勤務先のハッター帽子店を後にして、妹のレティの元を訪れたソフィーが、2人の兵士に声をかけられる。そこへハウルが登場し、魔法を使って兵士2人を追い払う。しかし、原作でソフィーに声をかけるのは、なんとハウルの方だ。
「美女の心臓を食べてしまう」というハウルの噂は、本来ハウルの弟子マイケル(マルクル)が流したデマにすぎない。だが、原作ではこの噂通り、少し危うい人物としてソフィーの前に登場する。
一方、映画では、本来のハウルらしく、ソフィーをナンパから救済するという観客が好感を抱く紳士として登場する。これにより、観客のハウルに対する好感度を高められるのだ。