可愛らしくも不気味にも見える木霊(こだま)
木霊(こだま)は、日本の民間伝承に登場する100年以上の年輪を重ねた樹木に宿る精霊。
山彦(やまびこ)は、日本ではこの木霊(こだま)のしわざであるともされており、木の下に小さな祠を建てて崇められているものもある。
映画『もののけ姫』(1997)では、木霊が持つ歴史的背景をそのまま表現している。木霊は、主人公であるアシタカが出くわした精霊と同様に、幽玄でぼんやりとした人間の形をし、その姿を変化させる能力を持つとされている。
また、木霊が守っている木々を傷付けない限り、森を訪れる全ての人に対して親切な存在だと言われている。