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シシ神の夜の姿・デイダラボッチ(ダイダラボッチ)

もののけ姫
© 1997 Hayao MiyazakiStudio Ghibli ND

『もののけ姫』に登場する森の精霊であるシシ神は二つの姿を持っており、夜の姿はデイダラボッチ(ダイダラボッチ)と呼ばれる。夜になると幽玄で不気味な巨人の姿となり、森を闊歩する。

ダイダラボッチは、別名・大入道とも言われる巨大な妖怪であり山や湖沼を作ったという伝承が多く、国づくりの神であったとも言われている。

日本神話によると、日中その大きさから眠っている間に山と間違われることも。『もののけ姫』では日中はシシ神の姿へと変わる。

『常陸国風土記』や『播磨国風土記』など、日本各所に巨人伝説の逸話はあるが、とりわけ有名なのは、静岡市のだいらぼう山頂。ここには、ダイダラボッチが左足を置いた跡と伝えられる全長150mほどの窪みがあり、この山の語源もダイダラボッチからきているという。

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