家族のためにゲームに志願する脱北少女
●カン・セビョク(チョン・ホヨン)→水原希子
本作のヒロインであるカン・セビョク。彼女は、北朝鮮から逃げてきたいわゆる「脱北者」だ。
彼女とギフンとの出会いは、ゲーム参加前にさかのぼる。ギフンがギャンブルで買った金をひったくったのだ。その後、カンは家族を救うためにゲームに参加。再びギフンと出会うことになる。
当初は、群れからはぐれた狼のように不敵な笑みを浮かべ、警戒していたセビョクだったが、ギフンたちと助け合うようになってからは徐々に性格が変わっていき、頼れる存在になっていく。しかし、第7話でガラスの破片を腹部に受けて負傷し弱っていき、最後はサンウに刺されてしまう。
この役を演じるのは、アジアトップクラスのモデルとして知られるチョン・ホヨン。役づくりに当たっては、北朝鮮方言や武術を習得し、北朝鮮のドキュメンタリーを繰り返し見たという。
そんなセビョクを日本人が演じるならば、水原希子がいいのではないだろうか。ホヨン同様、トップモデルとして活躍している彼女。佇まいから感じる芯の強さや目つきの鋭さも、どこかホヨンを彷彿とする。彼女なら、最高のセビョクを演じてくれるに違いない。