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クリストファー・ノーランの次回作について
現時点で分かっていること

左から第96回アカデミー賞受賞した山崎貴監督、クリストファー・ノーラン、その妻で映画プロデューサーのエマ・トーマス【Getty Images】
左から第96回アカデミー賞受賞した山崎貴監督クリストファーノーランその妻で映画プロデューサーのエマトーマスGetty Images

映画『オッペンハイマー』で初オスカーを獲得したノーランの次回作は、1967年に放映されカルト的人気を誇ったイギリスのSFドラマ『プリズナーNo.6』のリメイク作品だと噂されている。

俳優パトリック・マクグーハン主演のドラマシリーズ『プリズナーNo.6』は、突然仕事を辞めた元英国政府諜報員が、自宅に帰ると何者かに眠らされ、目が覚めるとどこの国かも分からない海辺の集落に拉致されており、「ナンバー6」と番号をつけられるという物語だ。

同テレビシリーズは、監禁された主人公と同じ好奇心と無力感を観客に抱かせ、ドラマに強く没入させる人気シリーズだ。

ノーラン監督の次回作をめぐる公式発表はまだされていない。もし彼が噂通りに『プリズナーNo.6』のリメイクを手掛ければ、同シリーズに、時間、記憶、アイデンティティといったノーラン作品の持つ特徴が新たに組み合わされた、全く新しいノーラン版『プリズナーNo.6』が生まれるのではないだろうか

『プリズナーNo.6』は、主にスパイの冒険と不運を中心に展開する物語であるため、ノーランの『プリズナーNo.6』リメイクは、『007』シリーズに代わるような作品になるかもしれない。それだけで多くの注目が集まることだろう。

ノーランがスパイ映画を監督するというだけでファンの期待は加速すること間違いなしだ。

ノーランが次に何を作るつもりなのか、近いうちに何らかの公式発表がなされることを今は願うしかない。

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