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グラビアアイドル・紫藤るいが愛する映画は? 年齢によって見方が変わる映画5選【私の人生を変えた珠玉の映画たち】

text by ZAKKY

各界で活躍する著名人に「人生に影響を与えた映画」をセレクトしてもらい、その魅力を語ってもらうインタビュー企画。今回は、子役~塾講師~グラビアモデルという異色の経歴を持つ、紫藤るいさん。今回は、大の映画好きでもある紫藤さんに、何度も見返すことで新しい発見ができる名作について、語っていただいた。(取材・文:ZAKKY)

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【紫藤るい プロフィール】

紫藤るい さん
1999年生まれ。子役、塾講師というキャリアを経て、グラビアモデルに。『FRIDAY』『ヤングマガジン』などど、人気沸騰中。
公式Instagram

何度も観ると新しい発見がある

『シックス・センス』(1999)

写真:Wakaco
写真Wakaco

ーーー言わずと知れた、名作の登場です。

「これは私が、物心ついたころに映画にハマるきっかけになった映画なんですよ。映画ってこんな面白いんだって。それまで、『ハリーポッター』やディズニー、マーベル映画だったりとか、子供向けの映画しか観てこなかったんです。で、父親と一緒に最初に確かネット配信で観て、後追いで虜になった作品ですね。小5くらいの時だったかなあ」

ーーーストーリー的に魅了されたのでしょうか?

「そうですね。観ていて、1つ1つのシーンが切ないんですよね。ホラー映画っぽくもあるんですけど、少年・コール(ハーレイ・ジョエル・オスメント)とお母さん、おばあちゃんとの複雑な関係であったり。

精神科医のマルコム(ブルース・ウイルス)と奥さんとの関係も、ラブストーリーであり、全体的にはヒューマンドラマという内容に魅了されました。何回見ても泣けちゃいますね」

ーーー小学生のころに観て、いきなり理解できましたか?

「いや、最初は全然わからなかったです(笑)。だからこそ、もう一度観たくなってしまったんです」

ーーー大人でも、一度見ただけではなかなか理解できませんでしたよ(笑)。どう考えても何回か観させようとしている映画ですよね。

「だと思います! 私も10回以上観てますし、定期的に見たくなる映画ですね。で、後半の方は幽霊が出てきたり、さらにわけわからなくなるし(笑)」

ーーーそうですね。

「でも、1人で集中して見返してみると、 こんなに大事なシーン多かったんだと、すべてに意味あるということに気付かされるのも、この映画を楽しむ醍醐味ではないでしょうか」

ーーー探求心がある小学生だったんですね。

「好奇心は旺盛だったと思います。理解できるまで考えてしまうと言うか。うん、多分今見たらまたちょっと違う見方になると思いますし」

ーーー特に印象に残っているシーンは?

「コールの母親がネクタイを取りに行って、戻ってくるとキッチンの扉や引き出しが開いていて、中の物がぐちゃぐちゃになっているシーンですね。母親が『何を探してたの?』と聞くと、コールは『タルトクッキー』と答えるんですが、彼が本当にその行為をやったのか?と。子供心に思ったことはよく覚えています。そういう細かい部分に、不思議なカットを織り交ぜてくるところに監督のこだわりを感じました」

ーーーM・ナイト・シャマラン監督の術中に、はまってしまったと。

「だと思います(笑)作り手がそういう気持で作っているんだということを、何回か観ると気づくことができる。そういう作品が好きですね」

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