小田急線エリアといえば『秒速5センチメートル』
『秒速5センチメートル』(2007)では小田急線沿いの各所が登場している。
1話「桜花抄」の冒頭、小学生の貴樹と明里の会話シーンで早速、参宮橋駅付近の参宮橋公園周辺や踏切が登場する。
作品タイトルにもなっている桜の落下速度の話から、明里が突然駆け出して踏切を渡り、後ろを追いかける貴樹と線路を挟んで「来年も一緒に桜、見れるといいね」と振り向く、非常にロマンチックなシーンだ。
参宮橋公園周りは3話「秒速5センチメートル」で大人になった貴樹が再び同じ場所を歩くため、特に記憶に残っている人も多いだろう。
また、参宮橋から一駅離れたところにある代々木八幡宮。小学生時代の貴樹と明里が、放課後の帰り道、ランドセルを背負って駆け抜ける。余談だが、明里が境内の階段そばで猫のちょびと戯れているが、現在でも野良猫がいるようだ。運が良ければシーン再現が出来ることもあるかもしれない。
鹿児島への引っ越しが決まった貴樹が、栃木の岩舟まで明里に会うために、豪徳寺駅を出発し、大雪で遅れる電車を乗り継ぐ。
貴樹が辿るのは「豪徳寺(小田急線)→新宿(埼京線)→大宮(宇都宮線)→小山(両毛線)→岩舟」のルートになっているので、日帰りプチ旅行にもおすすめだ。