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”リアクター”としての実力

赤楚衛二【本人の公式Instagramより】
赤楚衛二本人の公式Instagramより

この時から赤楚が大いに発揮していたのが、“リアクター”としての力だ。

『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』(2023、TBS系)では都心に向かう電車ごと荒廃した未来に飛ばされ、Netlfix映画『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』(2023)では突如としてゾンビ・パンデミックが発生し、大量のゾンビに追われるなど、赤楚はなぜか作中で人知を超えた出来事に巻き込まれることが多い。

そういう普通はありえない状況を“本当のこと”として視聴者に信じ込ませるのが、赤楚の真に迫るリアクション。彼が見せるバラエティ豊かな表情や身体的反応が、その人の感じている驚きや恐怖などを観る人に追体験させる。

『チェリまほ』では原作を意識しつつも、絶妙なさじ加減で現実に落とし込んだコミカルな台詞の言い回しやオーバーなリアクションが観ていて違和感なく、かつ楽しかった。

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