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アニメ『チェリまほ』を語る上で外せないエンディング曲の魅力

アニメ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』【番組公式X(旧Twitter)より】
アニメ30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい番組公式X旧Twitterより

ここからは、アニメ『チェリまほ』を語る上で外せないエンディング曲、安達清&黒沢優一が歌う「マジカルラブ」の魅力を綴っていく。CVは安達役の小林千晃と黒沢役の鈴木崚汰が担当している。

安達ソロ ギターVerと黒沢ソロピアノVer、さらには黒沢心の声だだ漏れVerとバージョン違いがあり、安達と黒沢の心情に寄り添った丁寧な展開にも大きな反響が寄せられた。

王道アイドルソングのような雰囲気を纏う「マジカルラブ」。作詞・作曲を担当したのは、多くのトップアーティストに楽曲提供をしてきた栗原暁(Jazzin’park)と中村瑛彦。

栗原といえばドラマ『消えた初恋』のW主題歌、なにわ男子「初心LOVE」とSnow Man「Secret Touch」の楽曲提供でも知られており、中村も井上苑子「ナツコイ」やHey! Say! JUMP「我 I Need You」など、人気アーティストの楽曲を広く手がけている。

推しがアイドルだったらこんなに楽しいのかと夢を見させてくれるのも「マジカルラブ」の魅力のひとつ。「ライブでペンラ振りたい!」「振り付けも知りたい!」といった熱い声が聞かれるなど、ファンの夢が詰まった楽曲とも言えるだろう。歌の上手さも評判の黒沢は期待を裏切ることなく歌唱力の高さを見せ、安達の声もまた聴く者を深く魅了している。

本編とは別の世界線となるが、原作コミックス第12巻特装版では「30歳まで売れないとアイドルになれるらしい」と題してアイドルパロが描かれている。シンガーソングライターの安達とイケメン俳優の黒沢がアイドルユニットを組む話で、安達の歌声の素晴らしさは黒沢が語ってくれているのだが、その歌声は聞き手の心をざわつかせる魅力があるらしい。

コミックス第14巻特装版のドラマCDでは、なんとアニメキャストによるアイドルパロが第12巻特装版のアイドルパロと同タイトルで収録されている。仮に世界線を絡ませると、それぞれに解像度があがって楽しみがどこまでも膨らむだろう。

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