自身の栄誉よりも作品を優先する姿勢に世界が賞賛
ライアン・ゴズリング
2023年に得た出演料:約4,300万ドル(約63.5憶円)
第96回アカデミー賞の主要部門を制覇した『オッペンハイマー』と共に、2023年を代表する一本である映画『バービー』。同作でケンを演じたライアン・ゴスリングは、本作でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされただけでなく、多額の報酬に恵まれ、2023年は役者としてさらなる飛躍を遂げた年となった。
2023年の夏に公開された映画『バービー』(2023)は、ワーナー・ブラザース映画史上No. 1となる興行収入を叩き出した。主演を務めたマーゴット・ロビーの一世一代の名演、男性中心主義への疑問をユニークな物語に昇華した演出など、同作をビッグヒットに導いた要因を1つに絞るのは難しい。しかしながら、音楽がもたらした力は無視できないだろう。
同作のオリジナル・サウンドラック『Barbie The Album/バービー・ザ・アルバム』は、第66回グラミー賞にて主要2部門含む11部門にノミネートされ、ビルボードホット100チャートにランクイン。また、同アルバムに収録されているライアン・ゴズリングによる『I’m Just Ken』は、Spotifyで1億回以上ストリーミングされるヒット曲に。主演のマーゴット・ロビーばかりに目がいきがちだが、ライアン・ゴズリングが映画『バービー』にもたらした恩恵は計り知れないのだ。
第96回アカデミー賞の受賞候補が発表された際には、自身のノミネートを喜ぶのではなく、マーゴット・ロビーとグレタ・ガーウィグ監督がそれぞれの部門でノミネートされていないことへの失望を表明。自身の栄誉よりも作品を優先する姿勢は世界中から賞賛を浴びた。