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生放送の防災アナウンスも完璧…“シゴデキ”にもほどがある田中樹の人間力とは? 稀有な魅力を徹底解説【推しmovies】

text by 柚月裕実

アーティストのみならず、ドラマ、映画、バラエティと多岐に渡る分野で存在感を発揮しているアイドルグループ・SixTONES。今回の【推しmovies】は、同グループのメンバーの1人である田中樹にフォーカス。唯一無二の歌声からラジオMCとしての力量に至るまで、多方面から魅力に光を当てていく。(文・柚月裕実)

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【著者プロフィール:柚月裕実】

エンタメ分野の編集/ライター。音楽メディア、エンタメ誌等で執筆中。コラムやレビュー、インタビュー取材をメインにライターと編集を行ったり来たり。SMAPをきっかけにアイドルを応援すること四半世紀超。コンサートをはじめ舞台、ドラマ、映画、バラエティ、ラジオ、YouTube…365日ウォッチしています。

SixTONESの楽曲に彩りを添える田中樹の歌声

イラスト:大窪史乃
イラスト大窪史乃

 様々なジャンルの楽曲を歌うことで知られるSixTONES。メンバーの中でSixTONESらしさを象徴するひとつ、ラップパートを担当するのが田中樹。6月15日に29歳の誕生日を迎えた。

 田中は現在放送中のドラマ『ACMA:GAME アクマゲーム』(日本テレビ系)で斉藤初役を演じるほか、ジェシーとレギュラー出演する『ハマダ歌謡祭』(TBS)や『あべこべ男子の待つ部屋で 』(日本テレビ)では佐藤勝利(timelesz)とMCを務めるなどバラエティでも活躍中。そして毎週土曜にはラジオの生放送に出演。そんな幅広い分野で活躍する田中にフォーカスしてみたい。

 田中は前述したドラマをはじめ、ここ数年は連続ドラマ『うきわ -友達以上、不倫未満-』(テレビ東京、2021)、『単身花日』(テレビ朝日系、2023)に出演のほか、帝国劇場で上演した伝統の舞台『DREAM BOYS』(2021~2022)への出演と、俳優業も盛んだ。

 ラップ担当と聞けば、少々取っつきにくいイカツいイメージを持つかもしれないが、それは楽曲の世界観を表現したもの。勇ましく心に刻み込むように歌う場面もあれば、甘さが漂うメロウな雰囲気と、ラップ表現の幅が広いのも特徴だ。通常の歌唱でもハスキーさを武器に渋みを出すなどSixTONESのメンバーらしく、田中もまた唯一無二の歌声の持ち主だ。

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