“Sue Shiomi”の愛称で親しまれた
アクション女優の草分け的存在
●志穂美悦子
【注目ポイント】
最後に取り上げるのは、日本のアクション女優の草分けとも言われる志穂美悦子だ。
中学時代にハードルで地元岡山県の歴代2位を記録するなどスポーツが得意だった志穂美は、テレビドラマ『キイハンター』(1968~73、TBS系)を見て以来、スタントマンの道を志望。
卒業後に、本作に出演していた千葉真一が主宰するジャパンアクションクラブに入団する。
その後、1973年に千葉の主演作『ボディガード牙』で、殺陣としてデビュー。そして、1974年から1976年まで制作された『女必殺拳』シリーズではついに主演に。
大きく美しい体躯から繰り出す機敏で華麗なアクションで、日本のみならず世界をも魅了した。
さて、そんな志穂美は、1986年に歌手の長渕剛との結婚を機に芸能界引退を表明。その後は、フラワーアーティストをメインに活躍しており、メディア露出は積極的に行ってこなかった。
しかし、2024年5月に、突如シャンソン歌手「鬼無里まり」としてデビューすることを発表。再びメディアから熱い視線を集めている。
2023年には、ジャパンアクションクラブのイベントで鋭いアクションを披露した志穂美。その勇姿を今度はスクリーンで拝みたいところだ。
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