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吸収力と没頭力が半端ない…SixTONES屈指の“憑依型”俳優・森本慎太郎のスゴさとは? 【推しmovies】

text by 柚月裕実

アーティストのみならず、ドラマ、映画、バラエティと多岐に渡る分野で存在感を発揮しているアイドルグループ・SixTONES。今回の【推しmovies】は、森本慎太郎にフォーカス。昨今、27歳の誕生日を迎え、ますます活躍の場を広げる森本の役者としての顔に着目し、演技の魅力を紐解いていく。(文・柚月裕実)

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【著者プロフィール:柚月裕実】

エンタメ分野の編集/ライター。音楽メディア、エンタメ誌等で執筆中。コラムやレビュー、インタビュー取材をメインにライターと編集を行ったり来たり。SMAPをきっかけにアイドルを応援すること四半世紀超。コンサートをはじめ舞台、ドラマ、映画、バラエティ、ラジオ、YouTube…365日ウォッチしています。

キャリア初期から際立っていた目ヂカラと演技力

イラスト:大窪史乃
イラスト大窪史乃

 7月15日に27歳の誕生日を迎えたSixTONESの森本慎太郎。直近では日本テレビ系4月期放送のドラマ『街並み照らすヤツら』でGP帯で単独初主演を務めたばかり。また11月29日公開の映画『正体』のメインキャストして出演することが発表されたばかり。

SixTONESのメンバーとして音楽活動をはじめ、バラエティでは『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)で現在ではなくてはならないほどの活躍をみせる。そして、俳優として個性と存在感の両方で頭角を現す森本の、役者としての活躍ぶりを辿ってみたい。

 森本は小学3年生の頃にスカウトされたのをきっかけに芸能界入りと、実は芸歴が長い。

 2007年放送『受験の神様』(日本テレビ系)で小学生役で出演したほか2009年には映画『スノープリンス 禁じられた恋のメロディ』で主演を務めた。

 森本の名と存在感を幅広く知らしめた作品の一つが、2012年4月期に日本テレビ系で土曜深夜に放送された連続ドラマ『私立バカレア高校』。当時はまだジュニアだった森本慎太郎、松村北斗、田中樹、京本大我、ジェシー、髙地優吾が揃って出演した、現在のSixTONESへと繋がる作品だ。

 同年7月期にはフジテレビ系でお馴染みの学園ドラマ『GTO』に、生徒の村井國男役として出演。翌、2013年には中学校を舞台にしたドラマ『幽かな彼女』(関西テレビ・フジテレビ系)で、生徒の根津亮介役を熱演。中でも注目を浴びた生徒のひとりで、制服にパーカーという衣装もさることながら、目ヂカラのある存在感や芝居でも目を引いた。

 また、主題歌のSMAP「Joy!!」のMVにも役の学生服姿で参加しており、大勢のダンサーが集結するなか、エネルギッシュなダンスで目を引いた。

 2018年にはドラマ『部活、好きじゃなきゃダメですか?』(日本テレビ系)にサッカー部3年の副キャプテンでエースの一色役で出演。主演はKing&Princeの高橋海人、神宮寺勇太、岩橋玄樹(神宮寺と岩橋は当時所属)であることを踏まえ、森本は事務所の仲間としてサポートしたいと、少し控えめなコメントをしていたのが印象に残る。

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