またもや前田公輝に沼落ちする人続出の予感
いつか恋愛ドラマで主役を! と願っていた筆者にとっては、高級そうなスーツをクールに着こなした前田の姿を見られるだけでも感激だが、彼がこれまで培ってきた演技力が遺憾無く発揮されていて、かなり見応えのあるドラマに仕上がっている。
特に印象に残るのが、時折見せる切ない表情。どうやら稜英と奈津実には過去にも繋がりがあり、何らかの原因で奈津実は彼のことを忘れているようだ。その事実を隠したまま、振る舞う稜英…物語は始まったばかりだが、またもや前田が観る人をことごとく沼落ちさせそうな予感がすでに漂っている。
近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』や『スリル・ミー』など、舞台での活躍も目覚ましい前田。2025年1月から開幕する『ミセン』では、ミュージカル初主演を務めることも決まっている。
『私をもらって』も“追憶編”とあるように、ワンクールで終わらない可能性もあるのではないだろうか。ここから役者としてさらに花開いていくであろう前田の姿を、1ファンとして引き続き追っていきたい。
(文・苫とり子)
【関連記事】
暗すぎてとっつきにくい…でも目が離せない。クセになる“引力”の正体は? 月9ドラマ『366日』徹底考察&感想レビュー
福士蒼汰の芝居に宿る”稀有な説得力”とは? なぜ全員を応援したくなる? ドラマ『アイのない恋人たち』考察&感想レビュー
海外のファンも急増中…赤楚衛二が今の時代に求められるワケとは? ブレイクは必然的だった…稀有な魅力を徹底解説&考察