同業者も憧れる“異彩”を放つ俳優
染谷将太
類稀なる演技力で数々の賞を総なめし、今や日本に欠かせない俳優の1人として認知されている染谷将太。特に、二階堂ふみとのW主演が話題になった『ヒミズ』(2012)の演技は、多くの人に衝撃を与えた。
そんな染谷も、多くの「同業者ファン」を抱えている。まず挙げるべきは、佐藤健だろう。佐藤は、『バクマン。』(2015)公開時のインタビューで、「僕が好きな俳優は、染谷将太!」と本人を前にして公言している。
さらに、岡田将生も「若手俳優の中で群を抜いている」と発言しているのに加え、東出昌大も、染谷の的確なアドバイスによって演技に関する考え方が変わったと語っている。
ちなみに染谷は、自分自身のモットーとして「楽観主義」を挙げている。もしかしたら、彼にとっては純粋に演技を楽しんでいるだけなのかもしれない。
どんな場面でも自然体でいられる強さが、染谷の持ち味である独特の存在感を生んでいるのだ。