ようこそ、狂乱のウォール街へー
伝説の株式ブローカー・ジョーダン・ベルフォートの実話を元にした大作
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:テレンス・ウィンター
出演:レオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒル、マーゴット・ロビー、マシュー・マコノヒー、ジャン・デュジャルダン
【作品内容】
1980年代のニューヨーク・ウォール街。中流階級に育ったジョーダン・ベルフォートは大手証券会社に入社、巧みな話術と斬新なアイデアを武器にのし上がって 26歳で証券会社を設立し、49億円もの年収を得るまでになる。富と名声を手に入れ「ウォール街のウルフ」と呼ばれるようになった彼だが、その先には意外な転落が待ち受けていたー。
【注目ポイント】
本作は、アメリカ合衆国の株式ブローカー・ジョーダン・ベルフォートの回顧録が原作のコメディ映画。
監督は『タクシードライバー』のマーティン・スコセッシで、主人公・ベルフォートをレオナルド・ディカプリオが演じる。
マネー、セックス、そしてドラッグー。本作で描かれているのは、欲望をむき出しにしたブローカーたちの生態である。しかし、そこには陰鬱さは微塵もなく、とにかく軽薄でチャラい。
特筆すべきは、なんといっても主演のディカプリオの演技だろう。自らの巧みな話術のみを武器にウォール街を席巻していく。そのパワフルで突き抜けた演技は、『タイタニック』の時には想像できなかったものである。決して万人向けの映画ではないが、見る人によっては明日の活力になる、そんな精力剤のような映画である。
【関連記事】
観るだけでスキルアップ…!? 実在する経営者のヤバい人生を描いた映画5選。ビジネスマン必見の作品を厳選してチョイス
世界の黒幕は…? 陰謀論をテーマにしたおすすめ映画5選。観てると不安を煽られるスリル満載の作品をセレクト
映画「ファイト・クラブ」衝撃の結末、原作との違いは? 斬新な映像スタイルも注目<あらすじ 考察 解説 評価>