映画の名言に癒される…。心に染みわたる名作映画の感動セリフ5選。人生に疲れた時に聞きたい名台詞だけをセレクト
text by ZAKKY
感動的な映画には、得てして「名言」と呼ばれるセリフが存在する。逆に言えば「名言」があるからこそ、その映画は「名作」として語り継がれていると言っても過言ではない。今回は、この混沌とした現代に生きる人々に今一度聞いてほしい名言を5つピックアップした。(文・ZAKKY)
~名言1~
「人生はチョコレートの箱みたい。開けてみなければ何が入っているのかわからない」
『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)
上映時間:142分
製作国:アメリカ
監督:ロバート・ゼメキス
脚本:エリック・ロス
キャスト:トム・ハンクス、サリー・フィールド、ロビン・ライト、ゲイリー・シニーズ、ミケルティ・ウィリアムソン、マイケル・コナー・ハンフリーズ、ハンナ・ホール、ハーレイ・ジョエル・オスメント、レベッカ・ウィリアムズ、サム・アンダーソン
【作品紹介】
アメリカ南部のアラバマ州で、母親と暮らすフォレスト・ガンプ(トム・ハンクス)。他の子よりも少し知能指数が低かった彼は、なかなか周囲と馴染めない。そんな中、幼馴染のジェニー(ロビン・ライト)だけはガンプに優しく接する。成長したガンプは俊足を買われて大学に入学し、フットボールチームで活躍。さらに、陸軍に入隊して勲章を授与され、その後も波瀾万丈の人生を送ってゆくのだが…。
【注目ポイント】
このセリフは、余命がわずかとなった母がガンプに贈った言葉であり、彼の心に深く刻み込まれる。冒頭のシーンでは、フォレストがバス停のベンチで隣になった女性にこの言葉を贈る。
フォレストは、ジェニーといつか結ばれることを願っている。彼は、ジェニーと結ばれたいという思いの他に、大きな夢や目標を胸に秘めていたわけでもなく、欲望に取りつかれて生きていたわけでもない。
ガンプは、ただただ己の良心に従って生きてきただけなのだが、「蓋を開けてみなければ何が入っているかわからない」という言葉どおり、波乱に富んだ人生を駆け抜ける。母から幼いガンプに贈られた言葉は、彼の激動の人生を象徴しているのだ。
何かに迷ったり先行きが不安な時、この言葉を思い返すことで、ポジティブな気持ちになれること請け合いだ。