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~名言3~
「真の姿を見せることが我々の才能ではない。我々の選択こそが才能である」

『ハリーポッターと秘密の部屋』(2002)


出典:Amazon

上映時間:161分
製作国:アメリカ
監督:クリス・コロンバス
脚本:スティーヴ・クローヴス
キャスト:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、リチャード・ハリス、マギー・スミス、アラン・リックマン、ロビー・コルトレーン、フィオナ・ショウ、ジョン・クリーズ、トム・フェルトン

【作品紹介】

みなしごの少年ハリー・ポッターが、魔法使いたちの世界に飛び込み、魔法学校「ホグワーツ」で成長していく。J・Kローリンズが手がけたベストセラー小説の映画化第2作。ホグワーツの2年生になったハリーが、秘密の部屋をめぐる冒険を繰り広げる。

【注目ポイント】

主人公のハリー・ポッターは、この映画のラスボスであるヴォルデモート卿と「ヘビ語」が使えるという共通点がある。この事実はハリーを不安に陥れる。

そんな折、ホグワーツのダンブルドア校長がハリーの気持ちを聞き、諭すように囁いた一言を紹介したい。ヴォルデモート卿と同じ能力があったとしても、「大切なのは持っている能力ではなく、何を選ぶかだ」ということ。

左からハーマイオニー役エマ・ワトソン、ハリー役ダニエル・ラドクリフ、ロン役ルパート・グリント
Getty Images

我々が生きる現実社会では、どうしても「持って生まれた才能」が幅を利かせるケースが多い。しかし、大切なのは能力それ自体ではなく、その使い方である。そうした考え方は、能力至上主義がはびこる世の中を、ちょっとだけ生きやすくしてくれる。

要するに、自身が選択したことは、間違ってはいないと(犯罪でも起こさない限りではあるが)。自分の才能が何なのかもわからないまま、その一生を遂げるのが、普通の人間である。大げさかもしれないないが、そんな人々にとっての、救いとなるメッセージとして、受け止めることができるだろう。

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