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体重の増減など朝飯前

マシュー・マコノヒー

クーパー役のマシュー・マコノヒ―【Getty Images】

マシュー・マコノヒ―【Getty Images】

 甘い顔と精悍なルックスで世界中の映画ファンを魅了するマシュー・マコノヒー。アメリカのゴシップ誌『ピープル』が主催する「最もセクシーな男性」に選ばれたこともあり、甘いマスクは世の女性を虜にしている。

 しかし、何もルックスだけが彼の魅力ではない。

これまでも『インターステラー』(2014)や『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』(2013)など、数々の作品で唯一無二の存在感を発揮してきた。そんな中でも、役者マシュー・マコノヒーの最高傑作と言っても過言ではないのが『ダラス・バイヤーズクラブ』(2013)だろう。

 この作品で、マシューはアカデミー賞主演男優賞を受賞。世間からの賞賛を浴びたが、それは大胆な役作りの賜物に他ならない。HIV陽性と診断され、余命1ヶ月を言い渡された男を見事に演じきったマシューは、約20kgの減量を果たし、パッと見では本人とわからないほどの変貌ぶりをみせた。

 ちなみにマシューは減量をする上で、ダイエットコークを重宝したと公言。朝ごはんは卵2個の白身とほんのわずかのチキンで通し、「とにかく飢餓状態にした」と語っている。

 一方、『ダラス・バイヤーズクラブ』の3年後に撮られた映画『ゴールド/金塊の行方』(2016)では20kgの増量を果たし、観る者を驚かせた。

 マシューにとって、役作りのための体重コントロールは朝飯前に過ぎないのか。自由闊達な演技からは自身の変貌ぶりを楽しんでいるようにも見える。マシューの変貌ぶりから今後も目が離せない。

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