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ロマンあふれるSFファンタジー

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)

サルゴリラ
写真Wakaco

―――SFファンタジーの金字塔が挙がってきました。本作は、赤羽さんがセレクトしたものですね。

赤羽「好きな映画を聞かれたら、必ず挙げる作品です。この映画をまだ観たことがない人がいたら、むしろ羨ましいですね。これから観る楽しみがあるわけですから!」

児玉「僕も大好きですね」

―――素敵な考え方ですね。

赤羽「基本的には1作目である本作なんですけど、『PART2』も捨てがたいですね。未来に行くというストーリーは、やはりロマンがあって…。でも、『PART2』の舞台である2015年はもう、現代から見たら、随分と過去なんだなあと、しみじみ思いますね。あと、実際に『PART2』で描かれたNIKEのスニーカーがその時代に開発されたことに対しても、映画の影響力って、凄いなと感じます」

児玉「マーティ(マイケル・J・フォックス)のお父さん(クリスピン・グローヴァ―)が、逆立ちしてぶらさがりながら移動する健康器具は、まだないみたいだな」

赤羽「確かに(笑)。でも、今で言うAlexa的に、音声で機械が反応するような世界も、ほぼ現実になってるよね。ただ、『●●チャンネルと○○チャンネル』と言えば、テレビ画面が同時に映し出されるシステムは、結局、1つの番組しか観れないから、実用化はされないのかなと。あのシーンに憧れてタブレットをいくつか使って、同時試聴を試してみたことがありますが、無理でした。特に何か食べながら観たら、何にも集中できない(笑)」

児玉「そりゃ、そうだろ(笑)」

―――児玉さんもお好きとのことですが、特に好きなシリーズはどれですか?

児玉「今、ケンが言っていたのを聞いて、やっぱり『PART2』が好きだと思いました。ラストシーンで、西部時代に行ってしまったドク(エリック・ブラウン/クリストファー・ロイド)からマーティのもとに手紙が届いて『PART3』に繋がるなんて、最高にワクワクしますよね。3部作の中で単体では存在しえない、“パート2の鏡”とも言える内容です」

―――ちなみに、歳を重ねると、マーティ目線からドク目線になっていきませんか?

児玉「意識したことはないけど、そうかもしれませんね。例えば『サザエさん』の波平さんが50歳だと知ってびっくりしたとか、架空のキャラクターの年齢に近づいてきている感覚はありますね」

赤羽「僕は、永遠のティーンエイジャーであり、ずっとマーティ目線ですよ!」

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