公開から9年経っても続編を待ち続ける
『コードネームU.N.C.L.E.』(2015)
監督:ガイ・リッチー
脚本:ガイ・リッチー、ライオネル・ウィグラム
原作:ドラマ『0011ナポレオン・ソロ』(1964~1968)
出演:ヘンリー・カヴィル、アーミー・ハマー、アリシア・ヴィキャンデル、エリザベス・デビッキ、ジャレッド・ハリス、ヒュー・グラント
【作品内容】
東西冷戦下の1960年代前半。
核兵器とその技術の拡散により、世界を滅ぼそうとする国際犯罪組織の存在が確認される。その陰謀を止めるために、敵同士のCIAエージェントとKGB工作員が手を組むことになって…。
【注目ポイント】
1960年代の人気ドラマ『0011ナポレオン・ソロ』を、スタイリッシュに映画化した本作。物語のラストで、イリヤ・クリヤキン(アーミー・ハマー)とナポレオン・ソロ(ヘンリー・カビル)の任務の総指揮を執るアレキサンダー・ウェーバリー(ヒュー・グラント)が2人に新たな任務を匂わせるシーンがある。
「新しいやっかいごとが起きた。君たちのボスに相談したところ、チームを続ける許可が出た。チームの名前は、U.N.C.L.E.だ」
このセリフは、続編への期待を煽る。公開から9年が過ぎてしまったが、本作は、ファンからも続編を望む声が多い。
しかし、続編は製作されていない。7年前の2017年に、イリヤ・クリヤキン役のアーミー・ハマーが、続編への意欲を見せているとのニュースが出たきりだ。
7,500万ドル(約111億円)の予算に対して、興行収入が7,210万ドル(約107億円)と赤字だったのが、影響しているのだろうか?
追加の続報が待たれるばかりだ。
(文・シモ)
【関連記事】
シリーズ途中で強制終了…打ち切りになった残念な超大作映画5選。興行収入と運に見放された作品をセレクト
評判が悪すぎて続編ストップ…打ち切りになった残念な日本映画5選。期待に応えられなかったイマイチな作品をセレクト
映画史上もっとも“スカッとする”結末は? 最高のクライマックス5選【洋画編】興奮が止まらない…多幸感あふれる作品たち
【了】