井浦新が魅せる究極の二面性
映画最新作『徒花-ADABANA-』でも重い病を患い死期が迫った男・新次と、彼の「クローン人間」の1人2役という難解な役を演じている。
インタビューでも、「新次は、自分の内側から湧き出してくる俗物を演じたいという思いがありました。一方の“それ”は、粘菌や植物のイメージ。植物プラントのような人工的な空間で生のすべてを管理されて育てられたものをイメージしました。現場では、今申し上げたイメージを元に、内から出てきたものに従うようにして役を演じました」と語っているように、同じ人間が演じているはずなのに2人に受ける印象はまるで違う、まさに井浦新にしかできない役だと感じた。
いつまでも井浦新の演技をこの目で見ていたい。できることなら永遠に脳内に「井」「浦」「新」の字を刻み込みたい。そう思っている。
【記事修正】
※2024.11.28、情報の誤りがあり、お詫びして下記の通り訂正いたします。
一方『最愛』は、同級生でありながら連続殺人犯の容疑者とそれを追う刑事の関係性になってしまった2人の関係を中心に描かれるサスペンス。
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一方『最愛』は、15年前に思いを寄せあった2人が、現在では連続殺人犯の容疑者と、それを追う刑事という立場になってしまう。複雑な関係性を中心に描かれるサスペンス。
(文・かんそう)
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