岡田将生”歩”の成長が見られて嬉しい…抜群な”目”の芝居を堪能したシーンとは? 『ザ・トラベルナース』第6話考察レビュー
text by 浜瀬将樹
ドラマ『ザ・トラベルナース』(テレビ朝日系)が放送中。手術場で医師を補助し、一定の医療行為ができる看護資格「NP」を持つ那須田歩(岡田将生)と、スーパーナースの九鬼静(中井貴一)の曲者コンビが命の現場で戦う。今回は、第6話のレビューをお届け。(文・浜瀬将樹)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
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【著者プロフィール:浜瀬将樹】
1984年生まれ。フリーランスの編集・ライター。映画、ドラマ、バラエティー番組の会見取材、俳優さんや芸人さんなどのインタビュー、ドラマや俳優さんのコラム、お笑いのライブレポートなど、エンタメ系を中心に執筆している。
新米ナースが悪事に手を染める…。
「バズりたかったんですよ! 私の人生何もないんです。誰からも必要とされてないんです。だから一発逆転狙うしかないんですよ。分かりますか!? この気持ち!」
自身の盗撮が明るみになった際、新米ナース・中村柚子(森田望智)はそう述べた。その気持ちになるのは分からなくもないが、だからと言って人の人生を壊すのは愚行だ。ナースとして、人として、やってはならない行為であるーー。
院長の薬師丸卓(山崎育三郎)が自ら病院に招いた天才外科医・上杉基弘(三宅弘城)が病気であると知った柚子。仕事では「ポンコツナース」の烙印を押されているし、プライベートで配信している動画も誰も見てくれない…と悩んでいた彼女は「神の手を持つ 天才ドクターのヒミツ」という企画を思いつく。
院内で上杉を盗撮後、部屋で動画編集を行い、あとは投稿するのみだった。しかし、歩が部屋を訪ねてきて、動画のことがバレてしまう。