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登場人物全員が償いきれない罪を抱いている…。

『わたしの宝物』第7話 ©フジテレビ
『わたしの宝物』第7話 ©フジテレビ

 宏樹に離婚を切り出され、今度は栞と家に取り残されることになった美羽。宏樹からの酷い仕打ちやさまざまな偶然が重なって托卵を選んだのは美羽だし、罪悪感を持っているのもわかるが、宏樹の気持ちに従うだけなのはいささか首を傾げてしまう。

 並々ならぬ決意で托卵を選んだはずなのに、美羽の意思があまり見えず、ただただ栞が振り回されて可哀想としか思えない。

 宏樹には離婚、冬月には手紙という形でピリオドを打たれた美羽。第8話予告では、美羽と冬月の同僚・水木莉紗(さとうほなみ)が顔を合わせるシーンが映し出される。

 莉紗は冬月に会社を辞めることを告げ、アフリカで死を偽造し“大切な人”と引き離したことを謝罪した。会社を離れるのは区切りをつけるためと語るが、じめっとした人間関係の中で、ただ1人前を向いて歩き出そうとしているのが実に何事にも熱心な彼女らしい。

 だが、そんな莉紗が美羽と冬月の関係性に気づいてしまい、事態はまたもや急展開を迎える。美羽は托卵、冬月は不倫、宏樹はモラハラ、真琴は暴露、莉紗は死を偽るなど、登場人物全員が償いきれない罪を抱いている。

 他人を罰する権利なんてきっとこの中の誰も持っていないが、次週は莉紗が美羽の深いところへ一歩足を踏み入れる展開になりそうだ。

(文・西本沙織)

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【了】

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