警察、政府が全決と対立する?
また荒波らが全決を疑い出したことで、そちらでも動きがあった。荒波から全決について知っていることを全て話してほしいと迫られた直琵は、国家機密を話すことに躊躇するも、全決から信用されていないと感じていた。
結果、直琵は打ち明ける。全決のメンバーは、自分たちを神だと思っている、と。
「自分たちを神だと思っている」という言葉。こうして文字にしてみると、刺がある。
すっかり、全決の世界に浸り、神側に気持ちが傾いている視聴者からすれば、「違うよ! 本当に神なんだよ!」と叫びたくなるが、確かに荒波たちから見ればカルト集団と変わりはないのかもしれない。「本当に神なんだよ!」と叫ぶこともカルト集団に取り込まれている、ということになりそうだ。
もちろん、荒波たちは全決が神だなんて信じない。ますます疑惑を深めるだけだ。味方だと思っていた警察、そして政府がにわかに全決にとって危険な存在となっていく。