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謎が深まる史郎(濱尾ノリタカ)の正体

『嘘解きレトリック』第9話 ©フジテレビ
『嘘解きレトリック』第9話 ©フジテレビ

 皐月が本物の孫なのでは? となったあたりで、サッと身を引いたのもなんだか怪しい。「時間の無駄だから」と言っていたが、それなら最初から嘘をついて孫を名乗る必要などなかったのではないだろうか。

「探偵を呼ぶと聞いて、どうやって本物を見抜くか興味があった」という発言も、かなり引っかかる。もしかすると、ただ鹿乃子に近づくために、この問題に関わってきた可能性も…?

 「皐月くんが、本物だと分かって良かった。彼は、本当にいい人だ。安心してください。僕はもう実原家には関わりません」という史郎の言葉に、嘘はなかった。ということは、やっぱり実原家に対する執着はないのだろう。

 しかし、そのあとに「鹿乃子さん、今の僕の話はどっち?」と言ったときの挑戦的な目つきにゾワっとさせられた。史郎は、ここで去るわけではなく、鍵を握る人物として今後も登場するのではないだろうか。これまで、鹿乃子の能力が伝わらないことにもどかしさを感じることもあったけれど、左右馬以外に知っている人物がいる…というのもなんだか恐ろしい。

 しかし、鹿乃子の身に危険が近づいたとしても、絶対に左右馬は身をていして守ってくれるだろう。史郎が疑いの目で鹿乃子を見ていたときも、「鹿乃子くんは、何も知りませんよ」とすぐに守ってあげていた。このように、毎回、“惚れてまうやろ案件”を入れ込んでくる左右馬。

 普段は、ふわふわした感じのキャラなのに、いざというときは冷静な判断ができるところに惹かれている視聴者も多いのではないだろうか。もちろん、わたしもそのひとり。『嘘解きレトリック』終盤戦も、左右馬のギャップにときめきながら、鹿乃子のほんわかとした雰囲気に癒されたいと思う。

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【了】

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