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松平健”永吉”のヒーローぶりが堪らない…NHK朝ドラ『おむすび』キムラ緑子”美佐江”のイライラが共感した理由とは?

橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』。本作は、橋本環奈演じる平成生まれのヒロイン・米田結が、ギャルとして自分らしさを追求し、あることがきっかけで栄養士になることを志す。そして、人と人とを繋ぐために奮闘する様を描く物語だ。さっそく、第48話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

心の持ち方は“人ぞれぞれ”

連続テレビ小説『おむすび』第10週 第48話 ©NHK
連続テレビ小説『おむすび』第10週 第48話 ©NHK

 さくら通り商店街の催し「夏休みこども防災訓練」の炊き出し隊長に任命された結(橋本環奈)は、震災当時の炊き出しについて商店街の人々に話を聞く。被災当時、糸島から神戸に駆けつけた永吉(松平健)は、豆腐屋から豆腐を分けてもらってくる。そのほか、野菜、魚、煮干しなども次々と調達してくれたことから、徐々に避難所の炊き出しに使う食料が集まってくるようになったという。

 その頃、翔也(佐野勇斗)のスランプは深刻化していた。エース・澤田(関口メンディー)の投げる速い球を意識しては思い通りにいかない現状に落ち込んでいる様子だ。行き詰まって結(橋本環奈)の元にやってきた翔也に、結は「翔也は翔也らしくやればいい」とアドバイスする。

 また、歩(仲里依紗)は孝雄(緒形直人)に古い靴をカスタムしてもらおうと、神戸中のリサイクルショップから、古い靴を仕入れていた。

 そんな歩を見た結は、パン屋の美佐江(キムラ緑子)が孝雄と仲違いしていることを気にして、話を聞きに行く。美佐江は大切な人を亡くしたのは孝雄だけではないのに、心を閉ざして前を向こうとしない様子を見ているとイライラすると打ち明ける。

 被災地での炊き出しの話から、震災を乗り越えた人、そうでない人、翔也のスランプの話へと複数の軸で物語を構成している第10週。本日放送の第48話では、松平健演じる永吉が久しぶりに登場した。Xでは感想合戦が繰り広げられている。

「永吉じいちゃんのヒーローぶりがたまらない。」「避難所の食糧事情と永吉さんの東奔西走っぷりに、今の地震対策や対応策って阪神淡路大震災からよなと改めて……」と永吉の活躍ぶりに感化された視聴者も見られた。

 また、心を閉ざす孝雄と、前を向いて生きている美佐江の対比にも注目が集まった。「美佐江さんも家族を亡くしてたのか。」「美佐江さんがナベさんに怒ってるのは仲間だと思ってるからだよね」「ナベさんの回復のペースは人より遅い」「でもナベさんは妻子失って一人きりだし、美佐江さんとはまた違うよね」「苦しいのはナベさんだけじゃないもんなぁ」「ここに来てナベさんの孤立に寄り添おうとしているのが再移住組の米田家だけなのがリアル。」「それぞれにそれぞれの体験とか事情とかあるよな…」などといった投稿が上がっていた。

 そして、山本舞香演じる沙智が、「若い男が苦手」という新たな一面に湧く視聴者も。「サッチンの弱点!若い男性免疫がなかったとは」「若い男子が苦手という事は、サッチンは女子校育ちなのだろーか?」「すっぽりともりもりの後ろに隠れるさっちん。」「サッチンのキャラがベタすぎでとても良い」など、これまでツンツンしてたギャップも相まって、沙智のかわいい一面がより引き立つ描写に心を奪われている様子だった。

 「人ぞれぞれでよか」と題した第10週の放送も折り返し地点に入った。結は悩む翔也に「翔也は翔也らしくやればいい」とアドバイスしたように、タイトルの伏線を回収しつつある。孝雄は前を向けるようになるのか…。そして翔也はスランプを克服できるのか…。この先の展開も見逃せない!

(文・野原まりこ)

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【了】

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