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朝から泣けて仕方がない…。NHK朝ドラ『おむすび』、仲里依紗&緒形直人の和解シーンが最高だったワケ。解説レビュー

橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』。本作は、橋本環奈演じる平成生まれのヒロイン・米田結が、ギャルとして自分らしさを追求し、あることがきっかけで栄養士になることを志す。そして、人と人とを繋ぐために奮闘する様を描く物語だ。さっそく、第51話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

亡くなった真紀の思い

連続テレビ小説『おむすび』第11週 第55話 ©NHK
連続テレビ小説『おむすび』第11週 第55話 ©NHK

 こども防災訓練も終わり、ヘアサロンヨネダでは、さくら通り商店街や専門学校、米田家の面々が集まって打ち上げが行われていた。すると突然、歩(仲里依紗)の付き人だった佐々木佑馬(一ノ瀬ワタル)が現れ、歩をロサンゼルスに誘う。

 出発を控え荷造りする歩に結(橋本環奈)は、孝雄(緒形直人)に頼んでいた靴のカスタムはどうするのかと訊く。しかし、歩は孝雄に「歩を見ていると真紀のことを思い出す」と拒絶されたことから、和解を諦めかけていた。そこで結は孝雄の元を尋ねると、生前の真紀が「うちのお父ちゃんは日本一の靴職人。仕事しとう姿が一番かっこいい」と言っていたことを伝えた。

 翌日。歩は真紀のお墓参りにきていた。そこへ孝雄が現れると、手には歩がカスタムを頼んでいた靴を持っていた。それを見た歩は、真紀が高校生になったらギャルになりたがっていたこと、自分が真紀の代わりにギャルなったことを話し、旅立つ。孝雄はそんな歩を、笑顔で送り出すのだった。

 歩が旅立って、あっという間に一年が過ぎた。2年生になった結たちは就職活動を始める。一方、翔也(佐野勇斗)は変化球を磨いて、エースの澤田(関口メンディー)とともにスカウトに注目されるようになっていた…。

 嵐のように現れた一ノ瀬ワタル演じる佑馬。あっという間に歩を連れ去り、パワープレイで月曜日から視聴者を楽しませてくれた。Xには「ユウマ再登場嬉しい」「お父さんのツッコミ最高やった」などの声が上がった一方、心を閉ざしていた孝雄に光を取り戻した歩と結、そして真紀の言葉にも注目が集まっていた。

「結ちゃんの言葉にナベさんが「ガタッ」ってなるの、めっちゃリアルだった」「その真紀ちゃんの思いが伝わって本当に良かった」「結が人と人とを結ぶなら、歩は人を歩ませる力を持った子なんだろうね」「やっぱりまきちゃんのお父さんの心を溶かすのは歩なんだよね」「靴かわいいなぁ」「表情や佇まいが日に日に変わっていく緒方直人さんの演技が素晴らしい。」といった感想も。

 また、先週の終わりに放送された次回予告から、翔也の動向にも注目が集まっている。「翔也格好良いよー」「翔也くん、スランプから抜けだせたのね」「翔也くん、注目の人」「翔也、メンディーさんと並ぶと余計可愛いぞ!!」と、ワンシーンだけの登場で視聴者の目線を釘付けにした。

「就職ってなんなん?」と題された第11週は、専門学校を卒業する結の今後、野球選手として活躍する翔也に注目したい。

(文・野原まりこ)

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【了】

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