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麻生久美子“愛子”の深まる謎…NHK朝ドラ『おむすび』北村有起哉のユーモア光るプロポーズシーンとは?

橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』。本作は、橋本環奈演じる平成生まれのヒロイン・米田結が、ギャルとして自分らしさを追求し、あることがきっかけで栄養士になることを志す。そして、人と人とを繋ぐために奮闘する様を描く物語だ。さっそく、第53話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

深まる愛子の謎

連続テレビ小説『おむすび』第11週 第53話 ©NHK
連続テレビ小説『おむすび』第11週 第53話 ©NHK

 行きつけの太極軒で翔也(佐野勇斗)にプロポーズされて驚く結(橋本環奈)。しかし、雰囲気ゼロの中華料理屋ではムードがないことから白紙になる。しかし結の心は内心、喜びが優っていた。

 だが、就活は惨敗続きだった。母・愛子(麻生久美子)はそんな結を見守っていたが、父・聖人(北村有起哉)は、人づてに結がプロポーズを受けた話を耳にして、複雑な気持ちを抱えていた。そんな聖人と愛子は、愛子が18歳の頃に結婚しており、結は2人の馴れ初めに驚きを隠せなかった。

 一方、翔也は社員食堂の調理師・立川(三宅弘城)に勧められるまま、特盛の昼食をとっていた。しかし、栄養バランスの整っていないメニューを見た澤田(関口メンディー)は、監督に野球部専任の栄養士を雇ってもらうように直談判する。しかし、リーマンショックの影響で栄養士は雇えないと却下されてしまう。

 第53話は、ジェットコースターのように人生の波に振り回される結を、いつもあたたかい眼差しで見守る愛子の過去の一部が明かされ、ネットはざわつきを隠せなかった。

「愛子の謎は深まるばかり…」「ますます愛子さんの人生が見たくなった。是非スピンオフでやってくれないかなぁ!」「愛子さん家出でであったのね~」「ギャルマインドはおかんゆずりなのかもしれないな…」「愛子さんはなぜ家出したんやろ?」「若き日の聖人さんと愛子さんのオフショットいいわ」など、愛子の懐の深さや元ヤン説を紐解く鍵となった。

 それに加え、若かりし頃の聖人が、吉田拓郎の『結婚しようよ』の歌詞をまるパクりして挑んだプロポーズにも反応が寄せられた。

「僕の髪が君とおんなじになったら結婚しようwwwww」「吉田拓郎の歌詞パクってギター弾きながらプロポーズ髪伸びるまでどころかデキ婚でした〜」「両親のプロポーズ話。吉田拓郎の丸パクリやなってお母さん思ってたんやな」「今日の個人的一番のツボは、プロポーズなど過去の歴史を娘相手にバラされ、もうたまらなく恥ずかしく電話もしもししちゃう聖人パパです」

 しかしこのシーンにはある裏話が。

「実は、ギターを弾きながらのプロポーズは北村さんのアイデア。撮影の2日前に北村さんから『ギターって準備できますか?』と相談があったそうです。」(朝ドラ『おむすび』公式Xより)と、『おむすび』公式Xが明かし、北村有起哉のユーモアが感じられる内容となった。

 また、星河電器のエース・澤田のアツい気持ちを感じるシーンにも触れていきたい。

「自分はプロに行くかもしれないのにチームの事を考えて栄養士を入れて欲しいと頼める澤田さん素晴らしいしかない。」「澤田さんただ一人意識高い系」「リーマンショックが企業の社会人野球に影響してきた時代だったもんね。」「メンディー先輩まじでいい先輩。」「澤田メンディー先輩、プロに行くのに後輩のために栄養士の導入を直談判してくれるの推せる。」といった感想が上がっていた。

 第11週は登場人物がそれぞれイキイキと動き出し、胸をドキドキさせれられる。しかし、心配なのは結の進路だ。明日は進展が見られるのか、期待したい。

(文・野原まりこ)

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【了】

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