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前田敦子が意味深な登場…大衆に問いかける「ラベル」の価値とは? 最終章で何が起こる?『モンスター』 第9話考察レビュー

趣里主演ドラマ『モンスター』(カンテレ・フジテレビ系)が放送中。本作は、得体のしれないモンスター弁護士・神波亮子が、まるでゲームのように法廷闘争に立ち向かうリーガル・エンターテインメント。今回は、第9話のレビューをお届けする。(文・ふくだりょうこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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【著者プロフィール:ふくだりょうこ】

大阪生まれ関東育ちのライター。
大学卒業後からライターとして活動、シナリオ制作やエンタメジャンルの記事を中心に執筆。
ドラマと邦画、ハイボールと小説が好き。

23年前に起きた「呪いの絵」事件

『モンスター』第9話 ©カンテレ
『モンスター』第9話 ©カンテレ

 物語は佳境に突入している。気になるのが、やはり粒来(古田新太)だ。どう見ても何か隠している。率直に言って怪しさしかない。

 前話で逮捕された闇バイト組織のキングと粒来に繋がりがあるのではないかと考えた亮子(趣里)は、調査に乗り出す。

 仕事を休んで向かったのは、田舎町にある美術館。そこにはかつて「呪いの絵」だと注目をあびた、作者もタイトルも分からない絵画が展示されており、亮子は、絵を見つめていた謎の男性(近藤芳正)に、絵に起きた事件について話を聞く。話題になるや否や、今度は贋作を疑う声が広がる。

 贋作を買わされたと怒る成沢は、画商の岡村(松田陸)に対して訴えを起こす。そして、岡村の弁護人として立ったのが粒来だった。最初は圭子(YOU)に来ていた依頼だったのだが、事務所を開業したばかりで忙しかったこともあり、粒来に頼んだのだ。

 そして、そんな粒来の隣にはまだ7歳の亮子の姿もあった。

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