自己犠牲タイプ3人の行く末は――。
2人で話した後も、宏樹の離婚の意志は変わらなかった。これから別々に暮らすというのに、宏樹が栞に向ける表情はあまりにもたまらなく優しい。にもかかわらず、宏樹は栞との面会をいっさい希望しないという。
ラストシーンでは、美羽と栞が冬月に遭遇する。宏樹は、引っ越しの片付けが終わらない部屋で美羽と栞が写った写真を1枚ずつかみしめながら消去している。まるで、宏樹が身を引いて、冬月と美羽たちを引き合わせたようにもみえるが…。
美羽も、冬月も、宏樹も、大切な人が幸せならば自分はどうでもいいというような、自己犠牲タイプ。結末はやっぱりまったく想像がつかないが、どうか彼女たちに少しのハッピーエンドがありますように。
(文・西本沙織)
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