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卓(山崎育三郎)の心を救った静と歩

『ザ・トラベルナース』第9話 ©テレビ朝日
『ザ・トラベルナース』最終話 ©テレビ朝日

 最終話では、院長・薬師丸卓(山崎育三郎)の心も救う展開となった。1年半前まで西東京総合病院で働いていた元看護師・八木めぐみ(若村麻由美)から手術をしてほしい、と頼まれていたが、拒否し続けていた卓。

 歩から「あの人は今でも外科医としての院長を信じています」、「治してほしいって患者が待っているんだよ! あんた医師だろ!」、「このオペをしないと一生後悔しますよ」と言われたが、メスを握る決意は持てなかった。

 その後、クビになった看護部長の愛川塔子(寺島しのぶ)らが戻ってきて、パニックになった病院を立て直す姿を目撃。静に「『ナースは人を見て人を治す』。あなたが言っていた意味が少し分かったような気がします」とこぼした。すると、静は広島弁を交えてこう返答した。

「そのために私たちはカルテ以上に患者さん本人を見ています。そして患者さんだけではなく、院長。あなたを治すことがこの病院にとって一番の改革だと私は考えています。いつまで突っ立っとるんじゃい! ……さあ、白衣を着て早く患者さんのところへ」

 そうして卓は手術室のめぐみのもとへと向かうのだった。

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