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伝説となっている練習生時代

『海に眠るダイヤモンド』第8話 ©TBSスパークル/TBS
『海に眠るダイヤモンド』第8話 ©TBSスパークル/TBS

 豆原はJO1が誕生した日本最大級のサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』(2019年)の第一弾に練習生として参加した。

 この番組は、国民投票によって、デビューメンバーが決まるシステムで、101人から最終的に11人まで絞られる。番組内で定期的にランキングが発表され、下位の練習生は脱落していくのだが、豆原は圧倒的な強さで、1週目から最後まで上位を駆け抜けた。

 当時まだ高校生の彼はダイヤの原石だった。練習生のお披露目時から圧倒的な“青春感”と爽やかな好青年的雰囲気を放ち、一発で「この子を推したい!」と思わせる魅力があった。何より、ステージに立つとどんな表情も見せてくれる豆原は、時に笑顔に、時に表情鋭く、時にステージを掌握するパフォーマンスで、沼にハマる人が続出。番組でもキャッチフレーズに使われていた「国民の初恋」として、最終順位1位でデビューの権利を獲得し、晴れてJO1のメンバーとなった。

 今回のコラムを書くため、改めて練習生時代のパフォーマンスを見たが、人はたった数年でこんなにも変わるのか、と思った。現在は、生まれ持った魅力を残しつつ、キラキラとした輝きが増幅。相変わらず、ステージではいろんな表情を見せていて、JAMを歓喜させている。そう。彼はファンにとって生きる希望なのだ。

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