根は悪い人じゃない?
しかし、この一平という人、根は悪い人じゃないよな…? というのが1話の印象だ。不慣れながらも育児と家事に取り組もうとしているし、その取り組んでいる様子をSNSにアップしているけど、実際にやっているなら別に問題ない。
子どもの洗濯の干し方がまずくて型崩れしたりしているけれど、それで最低呼ばわりされるのは、さすがに辛い。慣れないことに、ストレスが爆発し、プロを呼んで掃除をしてもらい、出前で料理を済ませちゃうのもいいじゃないか。
あるある、普通の主婦だってそうしたい日はある。ただ、このときに一平に問題があったとすれば、子どもの朝陽(千葉惣二朗)が牛乳アレルギーだと聞いていたのにもかかわらず、コーンスープを食べさせてしまったことだろう。ヘタしたら命にかかわることなので、仕方がない、とは言えない。
でも、一平は全てのことに対してとても一生懸命なのだ。お遊戯会のダンスが踊れないという朝陽に猛特訓をしてあげるし、自分のせいでママは死んだんだ、という朝陽を励ますためにしっかりとした動画を作ってあげている。
お遊戯会の日も、自分の大切な仕事を終わらせたあとに、ダッシュで向かい、朝陽の出番をしっかりと見届けた。おまけにダンスの練習につきあってあげているから、自分もばっちり踊れてしまうのだ。今のところ、本音はどうであれ、良い伯父さんじゃん…という印象である。