問題は続々…。
今後の変化に期待

『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』第1話©フジテレビ
『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』第1話©フジテレビ

 むしろ、気になるのは子どものほう。長女のひまり(増田梨沙)は最初から一平に敵意むき出し。以前の一平は、父親の介護は陽菜が見ていたり、陽菜の葬式でも態度が悪かったということなので、良い印象は抱いていないだろうけれど、それにしたって…。

 でも、ひまりは陽菜の連れ子ということだし、実は正助とはあまり打ち解けていないのかな、とか、ひまりもお母さんがいない分しっかりしないと、と思ったのかな、などといろいろと考えられる。

 とは言え、今のところ、個人的には一平よりもひまりにムッとしてしまっている視聴者である。あと、正助も働いているとは言え、一平の家に来てからあまり育児参加が見えない。それなのに志尊淳が演じているからか、とても良いお父さんにも見えてしまう。

 と、1話を観ただけでも、ほかにも気になる問題点はいろいろある。

 正助が働いている保育園の労働環境もあまり良いようには思えないし、正助親子の関係、ひまりが連れ子なのだとしたら、今後、本当の父親が登場する可能性もある?

 正助親子と一緒に暮らしていることで、一平の意識もどんどん変わっていくようなので、その変化も楽しみである。

 もちろん、もうひとつのポイントである選挙の動きも気になるところ。選挙パートのほうに登場するのが橋本じゅん、安田顕というのも期待を高めてくれる。橋本は衆議院議員・黒岩鉄男を演じるがこの黒岩がどういった政治家なのかも、今後の物語に影響がありそうだ。

(文:ふくだりょうこ)

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【了】

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