ツッコミながら愛らしくなってくる…嶋﨑斗亜の”ワンコ系男子”としての魅力とは？ドラマ『恋愛革命』第1話考察レビュー

嶋﨑斗亜のワンコ的魅力

　あるときは、振り向きざまに凜のほっぺをツン！からの指ハート。またあるときは、どこから持ち込んだのかギターを携え「ラブソングを」と弾き語りをはじめる…。終いには凜から「あんた一体何が狙いなの！？もう付きまとわないで！犬じゃないんだから」と言われてしまう始末。

　雨の日。傘を貸そうとするレイとそれを拒む凜。そうこうしているうちに凜がカギを無くしてしまうのだが、土砂降りの中、探し回ってくれたのがレイだった。ずぶぬれのレイを見かねた凜は、クールな性格はそのままに洋服を貸したり栄養ドリンクを与えたりとケアをする。小さな革命が起こった瞬間だった。

　レイのやり方には、アプローチの方向性！！とツッコまずにはいられないのだが、不器用ながらもその一生懸命なところと、レイのリアルな犬の鳴き真似が諸々を吹き飛ばすように（！？）、一周回って健気で愛らしく思えてしまうのだ。

　レイを演じる嶋﨑の口調や持ち前の愛されキャラも活かされ、“天真爛漫なワンコ系男子”という個性的なキャラクターが馴染んでいる。

　凜に夢中なレイと、恋愛をする気がないという凜の構図が明らかになった第1話。凜は過去に何があったのか。そして次回予告にはレイがステージで歌う（？）一幕もあった。第2話からの革命に注目したい。

（文・柚月裕実）

【了】

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