中山美穂の演技を堪能
本作では、先日逝去された中山さんが出演したドラマということもあって話題に。現在放送中の香取慎吾主演のドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(フジテレビ系)では保育園の園長役として名を連ねており、第3話まで出演することが予告されている。今回も、生前の中山さんが見られる貴重な作品となった。
『家政夫のミタゾノ』では、『君の瞳に恋してる!』(1989、フジテレビ系)や、『いつか、サレジオ教会で』(1991、日本テレビ系)などで共演した吉田と再共演。2人のやりとりに“平成”や“90年代”を感じ、懐かしさを覚えるミドルエイジもいたことだろう。
何よりも、八王子が自宅にやって来て、目がハートになったり、恥じらいを見せたり、バッチリとビジュアルを整えた際には、美しすぎる中山さんを堪能できたりと…。たっぷりと彼女の魅力を感じられる展開に。セーラー服を着たシーンは、どこか映画『ビー・バップ・ハイスクール』(1985)を思い出した。
番組の最後には、「中山美穂さん ありがとうございました」というメッセージと共に、三田園がテーブルに一輪の花を手向けたのも印象的だった。
「なぜ中山美穂が国民から愛されているのか?」。彼女のことを詳しくないという世代でも、その片鱗を感じられた第1話だったのではないだろうか。
(文・浜瀬将樹)
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