やはり最低とは言い切れない…。
第2話での一平はわりと最低な奴だ。剣聖の事情について正助(志尊淳)に勝手に話したりもしている。そもそも、人の悩みを利用しようとしている時点で最低だが。
それでも、最低とは言い切れない。剣聖からの指摘を真摯に受け止めて、取材はやめる、ふたりのために手作りの結婚式をしよう、と提案。結果的に剣聖たちからの信用を取り戻し、二階堂親子の和解にも一役買った形となる。
誰かに指摘されて、自分は間違えていたと自覚をして改善できるって、なかなかできないことではないかと思う。改善したほうがいいと頭では分かっていても、自分は悪くない、と言い訳をしてそのまま放置ということのほうが多いのではないだろうか。それも、年齢を重ねていて、一度は確固たる地位を築いている人となるとより難しい…。
となると、テレビ局員時代にどうしてそれができなかったのだろう。周りが自分のイエスマンばかりだったから? となると、また別の社会の問題が浮き上がってきそうだ。