ドラマ『日本一の最低男』第2話考察＆感想レビュー。香取慎吾はやっぱり”最低”ではない？実は悪い人はいない可能性も？

剣聖（佐野玲於）と智也（中井大）の未来に幸あれ！

　今回は正助親子の出番は少なめ。でも、実は智也と正助は同級生で、智也が正助に想いを寄せていた…という過去が。正助は智也に想いを告げられたときに、ぎこちない態度を取ってしまい、それをずっと気にかけていたようだった。

　一平がアウティングしたときに正助が注意をしていたが、きっと、智也とのことがあっていろいろと調べたのだろう。なんというか、誠実な人柄が伝わってくる。

　時を経て再会したふたりの間にあったわだかまりが解けた様子が描かれていたのもよかった。実はこのドラマ、悪い人はいないという可能性も出てくるんだろうか。「日本一の最低男」とあるので、つい最低を期待してしまう自分がいる。

　そして印象的だったのは剣聖と智也のほんわかとした空気感。剣聖の相手の気持ちを尊重しようとする優しさ、智也の人当りの良さがふたりの空気を柔らかなものにしているのかもしれない。

　観ている側に「このふたりに幸せになってほしい」と短い時間ながらに思わせてくれた。無事に結婚式も挙げられたし、どこかでふたりが幸せに暮らしている描写もまた見られたら嬉しい。

　そして次回はひまり（増田梨沙）に問題が起こるようで…果たしてひまりとの関係改善につながるのか。

（文：ふくだりょうこ）

【了】

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