ドラマ『法廷のドラゴン』第1話考察&感想レビュー。上白石萌音の和服姿が映える…思わずツボった注目シーンとは?

上白石萌音主演のドラマ『法廷のドラゴン』(テレビ東京系)が、1月17日(金)より放送開始した。本作は、元プロ棋士志望の新米弁護士の主人公・天童竜美が、歩田虎太郎(高杉真宙)とバディを組む、将棋×痛快リーガルドラマ。今回は、第1話のレビューをお届け。(文:ふくだりょうこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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【著者プロフィール:ふくだりょうこ】

大阪生まれ関東育ちのライター。
大学卒業後からライターとして活動、シナリオ制作やエンタメジャンルの記事を中心に執筆。
ドラマと邦画、ハイボールと小説が好き。

将棋の天才が弁護士に!?

『法廷のドラゴン』第1話Ⓒ「法廷のドラゴン」製作委員会
『法廷のドラゴン』第1話Ⓒ「法廷のドラゴン」製作委員会

 これまで、ドラマには様々なタイプは弁護士が登場してきたが、今回は前職・棋士。リーガルものの幅広さを実感する。

 主人公となるのはプロの棋士の道を諦め、弁護士に転向した天堂竜美(上白石萌音)。彼女が就職したのは歩田虎太郎(高杉真宙)が所長を務める歩田法律事務所だ。

 歩田法律事務所にはほかにパラリーガル兼経理の乾利恵(小林聡美)が所属しているだけ。お世辞にも儲かっている弁護士事務所というわけではないようだ。

 そんな歩田法律事務所に舞い込んだ依頼は、不用品買取詐欺で盗られた遺品返還を求める訴訟。しかし、すでに示談が成立しており、返還は難しそう。引き受けはしたものの、被告人側は大手の弁護士事務所の弁護士を雇っており、勝算は低い。おまけに虎太郎はあまり強い弁護士とは言い難いようで…。

 棋士だったということもあり、なんでも将棋になぞらえて物事を考える竜美。「長考」や「穴熊」など将棋に関する用語が飛び出す。案件について考えるときも盤上に見立てている。ただ、証人のことを駒と呼ぶのは怒られるのではないだろうか…。

 甘い物が好きなようだが、頭を使ったあとは糖分が欲しくなる。対局中にはおやつタイムがあるが、それと同じなのかもしれない。

 何手先も読み、裁判の行方も予測する。かなり頭が切れる印象だ。とは言え、弁護士としてはまだ新人。完全無欠というわけではないので、虎太郎と共に試行錯誤しながら取り組んでいく形なのかもしれない。

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