癒し枠!長谷川平蔵&次郎兵衛
さて、この3回を通してお茶の間にすっかり愛されたのが、若き日の鬼平、長谷川平蔵。吉原の最高のカモとして登場する。演じる中村隼人もまたイケボ。だからこそ、余計に切ない。
花魁・花ノ井(小芝風花)に一目でフォーリンラブ。おだてられ乗せられ、50両ポンと出して、本人は知らぬうちに吉原を救うことになるのが、愛すべきダメ男の極みで、なんともいじらしい。
現在の時点では全く想像できないが、長谷川カモ平、もとい平蔵はその後、火付盗賊改方として悪しき者を取り締まり、評判になるのである。捜査では、若き遊び人時代に築いた裏の人脈を役立てたという説もあるので、吉原の遊女や蔦重が50両の恩を返すため平蔵に協力し、何か大きな事件を解決する、という回が出てくるかも?
もう1人、出るだけでホッとするのが、次郎兵衛(中村蒼)。駿河屋の長男で、蔦重の義兄にあたるのだが、蔦重と比較されても何を言われても笑っていて、殴られて鼻血を出しても穏やかなままで、すごくいい人である(涙)。
働きさえすれば最高なのに! しかも演じているのは、NHKドラマの常連・中村蒼。彼が演じるのだもの。次郎兵衛も何らかの才能が開花する胸アツな展開がある気がする。次郎兵衛、ガンバ!