鈴子を演じる松田美由紀の怪演に身震い
本作において視聴者の恐怖心を掻き立てるのは、鈴子を演じる松田美由紀の存在だ。
松田は鈴子のカリスマ性やあくどさを巧みに表現し、圧倒的な存在感を放っている。鈴子の鋭い眼差しは画面越しでも尻込みするほどインパクトがあり、ひるんでしまう。
本放送では、鈴子が誕生会で「よーくわかった。今この瞬間 この中に大ウソつきがいる（略）お前か！お前か？お前なの？」と叫びながら参加者に指をさし、腐ったローストポークを贈りつけてきた人物を特定しようとしていた。威厳がありながらも、どこか狂気を感じる鈴子を中心とするこのシーンに固唾をのんだ。
松田は本作ではどす黒い経営者を演じているが、実際の彼女は気さくで、あたたかい人柄として知られている。また、彼女のように艶やかに、美しく年齢を重ねていきたいと思う女性は多いだろう。
（文・西田梨紗）
【関連記事】
【写真】岩田剛典が意味深すぎる…貴重な未公開写真はこちら。『フォレスト』劇中カット一覧
岩田剛典の勢いが止まらない…名監督が「聡明な人」と評した演技の魅力とは？ 俳優としての稀有な特徴を深掘り解説
ドラマ『フォレスト』第2話考察＆感想レビュー。岩田剛典“純”の壮絶過去に絶句…恐ろしさが明るみになったキャラとは？
【了】
