高橋さん(角田晃広)を襲うさらなる悲劇

『ホットスポット』第3話 ©日本テレビ
『ホットスポット』第3話 ©日本テレビ

 いろんな能力を駆使したことで、翌日は副作用に苦しめられることが予想される高橋さん。しかし、シフトが入っていないため、ホテルの温泉に浸かれないことに気付く。清美にシフトを代わってほしいと懇願するが、「ドタキャンしたと思われたくないから」と断られてしまう。細かいやりとりのリアルさが秀逸だ。

 結局、他のスタッフにバレずに温泉に入れるように清美が手を貸す、ということで話はまとまった。無事に侵入できるように差し入れのアイスを買っておくなど、準備に抜かりがないところはさすが、と思いつつ、裏口とかはないのだろうか…?と少し疑問に思った。

 高橋さんが脱衣所にたどり着こうか、という頃、アイスの食べ過ぎで身体が冷えてしまったという支配人の奥田(田中直樹)も温泉へ向かう。奥田に見つかってしまうのか…!?というドキドキの展開。だが、間一髪のところで清美が高橋さんにLINEをし、危機を乗り越える。

 なんと、高橋さんはすべての荷物を抱えて温泉の天井の梁にしがみついていた。しかし、季節は冬。洋服の量が多く、あろうことか甘めに掴んでいたパンツ、そして最後にはすべての洋服を湯船に落としてしまう。憐れ、高橋さん…!! せっかくお湯に使って副作用を軽減できたはずなのに、びしょびしょの服を着て帰る羽目になってしまった。これじゃ結局風邪をひいて熱を出してしまいそうだ。

 ところで、副作用以外で熱を出した場合でも、高橋さんは温泉に浸かれば回復したりするのだろうか…?そんなことを考えていたら、自転車に乗ろうとする高橋さんの姿を見つけた奥田が、「水たまりに突っ込んでしまって」という苦しい言い訳を信じてくれ、堂々と温泉に入れることに。よかったね、高橋さん…!!! 

 HPの回復と、寒さからの解放。温泉に浸かったときの「生き返る」を、立体的に感じられるシーンとなった。

 あぁ、温泉、行きたいな。

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