庵野のストレートな謝罪の狙いは?

『プライベートバンカー』第4話 ©テレビ朝日
『プライベートバンカー』第4話 ©テレビ朝日

 一度転落したブランドイメージを取り戻すのは、容易ではない。実際、パパ活女子に人気という理由でファッションブランドの価値が低下、良くないレッテルを貼られた例もあるくらいだ。

 庵野は美琴(夏木マリ)から監督責任を問われ、クビを賭けて昴の再起を図ることに。まず考えたのは、「裏金を使ってパパ活をしていた」とストレートに謝罪すること。そうすることで、清廉潔白なイメージを持つ久松の裏金問題の方に、世間の関心を集められると考えた。

 だが、自分を本当の息子のように育ててくれた恩師を裏切れない昴は、これを拒否。「昔から何やっても駄目駄目なんだから…」と、沙織(土屋アンナ)ら兄妹にはさんざんな言われようだが、まっすぐで義理堅い昴のキャラクターは、少しばかり好感が持てる。

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